パール(真珠)と硬度2系
ども。
今日は日本を代表する真珠を
やりたいと思います。
母貝に小さなビーズ(挿核)を差入れ、
母貝の軟体組織を刺激して
真珠成分の分泌を促し、
回りに真珠層を形成させる。
すると完全な球形の真珠が
採取できるようになる。
これが現在の養殖真珠の始まり。
1899年に日本初となる真珠専門店となる
ミキモトを開設。
1920年頃から真円養殖真珠を本格化。
養殖真珠の母貝はアコヤ、シロチョウ、
クロチョウ、マベ、イケチョウ(淡水)などがある。
クリーム色、黄、緑、青、紫、藤色、白、灰色、黒がある。
●真珠(無処理)
有機物:真珠
産地:ペルシャ湾、米国・ミシシッピー川ほか
真珠は、海水または淡水に生息する
二枚目の特定の種によってつくられた結晶。
真珠の成分はアラゴナイト。
●アコヤ養殖真珠
有機物:養殖真珠
産地:日本、中国、ベトナム
アコヤ貝は他の母貝と比べて小さめなため、
養殖真珠のなかでもサイズは小さめ。
日本では水温が冷たいので
テリの強い独特の美しい養殖真珠が生れる。
真珠の価値を決定する要素は、
母貝の種類、サイズ、形、巻(真珠層の厚さ)、
キズ、色、テリ(真珠の光沢)。
真珠層の厚さは、0.7mmは必要と言われる。
高品質の養殖真珠は巻があり、キズが少なく、
テリのあるもの。
●シロチョウ養殖真珠
有機物:養殖真珠
産地:オーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー
10mm以上の大粒の丸珠に定評がある。
シルバーやゴールド系の真珠が採取できる。
●クロチョウ養殖真珠
有機物:養殖真珠
産地:タヒチ
貝の内側のリップの色により黒だけでなく、
ピーコックと呼ばれる赤身のある
グリーンブラックも生まれる。
●コンクパール
有機物:コンクパール
産地:カリブ海
ピンク貝(コンク貝)から産出する真珠。
ピンク、赤、橙、黄、茶、白がある。
真珠層をもたず、真珠光沢を示さないが
独特の色や形が魅力的で美しい。
巻貝であるがゆえに、核を挿入し、
真珠を養殖することはできない。
コンクパールには、炎が燃えさかっているような
「火焔模様」現れる。
非常に希少性が高い。
熱によるひび割れや変色、太陽光によって退色し、
酸にも弱いので、定年に扱うことが肝要。
もくじ
硬度2系(金、銀なども)
●シルバー(自然銀)
鉱物種:シルバー
産地:メキシコ、オーストラリア、ボリビア、ペルー、ポーランド
純粋な銀は柔らかすぎて耐久性に欠けるので、
他の金属と合金にして硬くする。
品位は92.5%が多い。
硫化して黒く変色するので、
磨きなおしが必要。
又は、そのままにしていぶし銀の色合いもできる。
●ゴールド(自然金)
鉱物種:ゴールド
産地:中国、オーストラリア、米国、ロシア、南アフリカ
希少価値が高く、腐食しないので、
古代エジプトの時代から装飾品、貨幣として使われてきた。
●ジェット
鉱物種:ジェット(黒玉)
産地:米国・ニューメキシコ州
海に流れ込んだ木が沈み、
海底層の中で長い年月をかけ
酸化した化石。
炭素を多く含み、層状の組織をもつが
結晶はしていない。
●アイボリー
鉱物種:アイボリー(象牙)
産地:南アフリカ、ボツワナ、ナミビア
ゾウの牙を指す。
粘り強い特性をもち
加工しやすいことから東西を問わず、
彫刻の材料とされてきた。
温かみのあるクリーム色。
●シェル
有機物:シェル(貝殻)
産地:米国ほか
シェルは軟体動物を覆う貝殻。
層模様をもつ貝殻はカメオなどの
彫刻に利用されることもある。
●べっ甲
有機物:トータスシェル(鼈甲)
産地:インドネシアほか
ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を
トータスシェルという。
市場相場
天然真珠
https://aucfan.com/intro/q-~c5b7c1b3a5a2a5b3a5e4bfbfbcee/
アコヤパール
https://iroishi-bank.jp/kaitori-about/price-list/akoyapearl/
まとめ
ふー---。
そろそろ終了に近づいてきたな。
もう少し。
パールは日本のお家芸というところか。
天下のミキモトさんいるしな。
金や銀のほうが得意分野だけどね。
では。